下の息子が生まれてから、4歳の娘が「トントンして」と言うようになりました。
それまでは、布団に入ればわりとすんなり眠っていた子です。それが急に、背中をトントンしてほしいと言うようになりました。
「お母さんがいい」
こう書くと、微笑ましい話に聞こえるかもしれません。
でも我が家の場合、続きがあります。
僕がトントンしようとすると、娘はこう言います。
「お母さんがいい」
はっきり、言葉で言われます。
正直に書きます。ムッとすることもあります。
こちらも一日働いて帰ってきて、下の子の世話もして、その上で断られる。しかも理由は「パパだから」以外にない。
でも、ムッとしたあとに残るのは、寂しさです。それが本音です。
ポイント
やっとその関係になれたと思った矢先だったので、よけいに応えたのかもしれません。
変わったのはトントンだけではありませんでした
弟が生まれてから、他にも変化がありました。
- 抱っこをせがむようになった
- 赤ちゃん言葉をわざと使うようになった
「わざと」というのが分かるのが、また切ないところです。本人も、赤ちゃんの真似だと分かってやっています。
これはいわゆる赤ちゃん返りで、下の子が生まれた家庭では広く見られることのようです。困った行動ではなく、「自分もまだ子どもでいたい」という気持ちの表れだと理解しています。
だから、叱ったことはありません。叱っても仕方がないし、たぶん逆効果です。
赤ちゃん言葉は、最近だいぶ減りました
ひとつだけ、先に書いておきたいことがあります。
赤ちゃん言葉は、最近かなり減りました。
いつ止んだのか、はっきりとは分かりません。気づいたら少なくなっていた、という感じです。
渦中にいるときは「ずっとこのままだったらどうしよう」と思いがちですが、そういうものでもないようです。 これは夜泣きが終わったときとよく似ていました。
僕が決めたこと
トントンについては、正直まだ解決していません。今も「お母さんがいい」と言われます。
無理に代わろうとはしていません。そこで押し問答をしても、娘が安心できないなら意味がないからです。
代わりに、決めたことがあります。
おすすめ理由
抱っこをせがんでくるのなんて、大きくなったらなくなります。あと何年もないはずです。
だったら、求められているうちに全部受け取っておこうと思いました。
正直、4歳を抱っこするのはけっこう重いです(笑)。
でも「もう重いから」と断って、その回数が減っていくのはもったいない気がしています。
トントンで指名されないぶん、抱っこは全部引き受ける。 今のところ、これが我が家のバランスです。
同じ状況の方へ
もし今、上の子に「ママがいい」と言われて落ち込んでいる方がいたら、ひとつだけ。
それは、あなたが選ばれなかったのではなく、上の子が不安なだけだと思います。
弟や妹が来て、いちばん近い人を取られたように感じている。だから、いちばん安心できる人を確認したくなる。確認したい相手が固定されるのは、むしろ自然なことです。
そして、下の子の寝かしつけでこちらが手一杯なとき、上の子は待たされる側になります。待たされた分を、どこかで返す必要があります。
その「どこか」は、トントンでなくてもいいはずです。
まとめ
- 弟が生まれてから、4歳の娘が「トントンして」と言うようになった。ただし指名されるのはいつもママ
- 正直ムッとすることもあるが、本音は寂しい
- 抱っこをせがむ・赤ちゃん言葉が増える、という変化もあった。叱っていない
- 赤ちゃん言葉は最近だいぶ減った。渦中では終わりが見えないが、変化はしていく
- トントンで指名されないぶん、抱っこは求められたら全部すると決めた
- 「ママがいい」は父親が選ばれなかったのではなく、上の子が不安なだけ
いつか、抱っこもトントンも求められなくなる日が来ます。
そう考えると、今の「お母さんがいい」も、そんなに悪い悩みではないのかもしれません。



