抱っこに疲れ果てた我が家を、最終的にいちばん助けてくれたのは、実は手のひら1つでした。
「トントン」——背中やお腹を、一定のリズムでやさしく叩く、あの寝かしつけです。道具もお金もいらないのに、コツをつかむと本当に頼りになります。2人を寝かせて分かったことを、まとめます。
なぜトントンで眠くなるのか
はっきりした理由は専門家にゆずりますが、使っていて感じるのは、一定のリズムには人を落ち着かせる力があるということ。オルゴールや心音と同じで、規則正しい刺激が「安心していいよ」の合図になるようです。
しかもトントンには、もう一つ大事な役割があります。それは「抱っこからの卒業の橋渡し」になること。抱っこでしか寝なかった我が家の娘も、トントンを覚えてから、布団の上で眠れるようになっていきました。
我が家で効いたトントンのコツ
① リズムは「ゆっくり一定」。だんだん遅くする
速く叩くと逆に起きます。心臓の鼓動より少しゆっくりくらいの一定のリズムが基本。そして、うとうとし始めたら、少しずつテンポを遅く・力を弱くしていきます。この「フェードアウト」が、手を離すときに起こさないコツでした。
② 場所は「お尻」か「背中の下のほう」
胸や背中の上をトントンすると、響いて嫌がる子もいます。我が家はおむつの上あたり(お尻)か、横向きのときは背中の下のほうが当たりでした。子どもによって「気持ちいい場所」が違うので、何カ所か試してみてください。
③ 力加減は「自分の太ももを叩いて心地よい」くらい
強すぎは厳禁、でも弱すぎても伝わりません。自分の太ももをトントンして「あ、気持ちいいな」と感じる強さが目安。赤ちゃんはもっと繊細なので、そこから気持ち弱めくらいがちょうどいいです。
④ 「トントン+もう1つ」で効果アップ
トントン単独より、何かと組み合わせると一気に効きました。我が家の鉄板は:
おすすめ理由
うまくいかないときに見直すこと
注意点
・そもそも眠くない(昼寝が長すぎた・活動時間が足りない)ときは、何をしても寝ません。生活リズムの見直しを
・親が焦ってイライラすると、不思議と伝わって余計に寝ません(これは本当に実感しました…)
トントンの「卒業」について
トントンは、いつかやめられます。我が家は、トントンで寝るようになった後、手を添えるだけ → 隣にいるだけ → 1人で寝る、と少しずつフェードアウトしていきました。
寝かしつけのルーティンが固まっていると、この移行がスムーズです。「お風呂 → 暗くする → オルゴール → トントン」の流れ自体が眠りの合図になるので、最後のトントンが軽くなっていく、というイメージです。
まとめ
- トントンは道具いらずで今夜からできる、抱っこ卒業の橋渡し
- リズムはゆっくり一定→だんだん遅く。場所はお尻や背中の下、力は控えめに
- 「トントン+音」「トントン+おくるみ」の合わせ技が効く
- 寝てもすぐ止めず、フェードアウトで手を離す
手のひら1つで、抱っこの無限ループから抜け出せた我が家の体験が、今夜の助けになれば嬉しいです。
